胃袋ダイエット

胃袋ダイエットは非常に堅実でありながら、ちょっと今までになかったタイプのダイエット方法です。
医師の松本裕彦氏が発案し、提唱しています。

ダイエットを難しく考えなくても、人が太る原因は、たいていの場合、消費されるエネルギーに対し食べ物を食べすぎているという極めてシンプルな事実だけです。
つまり、痩せるためには、必要以上に食べなきゃいいんじゃない?というのが胃袋ダイエットの基本理念です。

人が食べ過ぎてしまう原因は、ずばりそれは日頃の食べ過ぎにより胃袋が伸びきって容量が大きくなっているためです。
人が満腹を感じるセンサーは胃袋の入口付近についています。必要以上に胃袋の容量が大きくなっている人は、その分たくさんの食べ物を胃に詰め込まなければ満腹感を感じないので、ついつい食べ過ぎてしまうのです。

そこで、胃袋を小さくする減食トレーニングを行い、無駄のない量で満腹感を得られるようにしようというのが胃袋ダイエットです。

胃袋ダイエットをするためには、まず今の体重からどのくらい痩せたいか、という目標値を定めます。
そして、そのためにどのくらい胃袋を調節すればいいかというのを計算するのです。

現在の体重の何割体重を減らしたいのかが、減食する割合と比例します。
例えば、体重100キロの人が20キロ体重を落としたい場合、食事の二割をカットするのです。
胃袋ダイエットの期間は半年とされています。半年間、理想の体重になるまで食事カットを続けるのです。

まず、食事は内容も量も、いつも通りに用意します。
糖分や脂肪分を控えたりする必要はありません。あくまでいつも通りの献立を用意してください。
そして、ここが胃袋ダイエットのちょっと変わっているところなのですが、必ず自分の設定した割合を残し、残したものは捨てなければなりません。
はじめから量を調節して少なめに用意するのでなく、いつも通りの量を用意してから不要な分を捨てるのが肝心です。

約半年間そのような生活を続ければ、徐々に胃袋の容積が小さくなり、自然に食欲を調節できるようになり体重のコントロールが楽になるとのことです。

また、胃袋ダイエットの際は、水分も自分の決めた割合分、減らさなければなりません。