断食ダイエット

断食ダイエットとは、かなり昔からあったダイエット方法です。その名の通り、一定期間、食べ物を断つことにより、体の中にある毒素を排出して胃を休ませ、ダイエット効果を期待します。
人の身体は、全てのエネルギーの供給が絶たれても、体内の栄養をエネルギーに変えて一定期間なら生存が可能です。

断食するというと、リバウンドを非常に恐れる方がいますし、実際断食によるカロリーカットそのものによって何キロも痩せるというのは非常に不健康ですし、食べ物を再び食べだしたとき、代謝が落ちるおまけつきですぐにリバウンドしてしまうでしょう。

しかし断食ダイエットの狙いはカロリーカットでなく、断食をしている間に今までため込んだ体の毒素を排出するデトックス効果、そして食べ物を摂っている間はずっと働きづめと言っていい、消化器官を休ませてやることです。

食事をしてから肝臓の血液浄化作用は約5時間後と言われています。
そして最低でも10時間以上の浄化を経ないと、血液が徐々にどろどろになっていきます。
断食ダイエットを行うことで、疲弊した肝臓などの器官を休ませ、身体機能を回復させるのです。

断食ダイエットでは、宿便をとることを大きな目的としています。
宿便とは腸にたまっている食べ物の残りカス・老廃物が宿便のことです。

実はこの宿便、あるかないかは専門家の間でも意見が分かれているらしく、あるという医師もいれば、真っ向から存在を否定する医師もいます。

しかし口に入った食物は便として出てくるまで最低でも18時間はかかるわけで、普通に食べている限り、消化器官はほぼ休みなしという状況ですから、やはりこれほどの激務ではなんらかの老廃物がたまっていてもおかしくないと思われます。
実際断食ダイエットをすることで肌の調子が良くなった、便通が改善されたと言う人は多いのです。

断食ダイエットが体にいいとはいえ、自分で長期間の断食をすることには不安がありますので、半日、一日のプチ断食中心にダイエットしていくことになります。
半日断食は、夕食を摂った後、翌日の昼食まで一切の栄養を摂らないダイエットです。
断食の間はもちろん一切食物を摂ってはいけませんが、水は好きなだけ摂ってよく、デトックス効果を期待するためにも、最低0.5リットル、できれば2リットルは飲むことが推奨されます。